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1994年生まれ。2017年4月に株式会社ネオキャリアへ入社後、Unistyle株式会社に出向し、新卒採用支援業務に従事。2019年2月、株式会社yutoriへジョイン。コミュニティマネージャーを経て、現在は採用周りの人事業務や、アパレル事業部のカスタマーサポートを担当。サウナが趣味でこれまで約80施設への訪問歴あり。Twitterでサウナのことに関して情報も発信中。(twitter:@teeeega1208)
1992年生まれ。2016年4月、株式会社ビズリーチに入社。 営業として下半期全社アワードで新人賞を受賞後、カスタマーサクセスにて顧客支援の仕組み化とグロースに従事。2019年8月、株式会社yutoriにジョイン。新規事業のバーチャルモデルの事業開発の傍、現在は採用マネージャーも担当。現在はシーシャにハマっており、先日定価8万円の機材を購入。週3ペースで吸っている。
打たれ弱い、マイペース、学生気分が抜けない…。若手社員の採用時や入社後にぶつかる壁といえば「考え方や価値観の違い」が挙げられます。世代が違うのだから、価値観が違うのも当然。わかってはいても、実際に一緒に働くうえで無視できないギャップを感じる場面もあるかもしれません。
現在、若手社員の世代を表現する言葉としては、2010年代から「ミレニアル世代(1989年~1995年生まれ※)」という言葉がよく聞かれますが、この世代の感覚を理解するためには、どのような向き合い方が必要なのでしょうか?
古着×オンラインショップを中心としたアパレル事業や、バーチャルモデル事業を展開する株式会社yutoriは社員の平均年齢が23歳。「ミレニアルコンテンツカンパニー」としてインスタグラムを活用したビジネスを行い、20代の若者から広く支持されています。
若者は何を考え、働くことにどのような価値を求めているのか。若者をターゲットとしたビジネスを展開する同社で採用担当としても活躍し、自身も20代である舩橋誠さんと泉水太雅さんに伺いました。
泉水氏:僕たちにとっても難しい質問です。yutoriは「ミレニアル・コンテンツ・カンパニー」と名乗っていますが、だからといって「ミレニアル世代」に特別なものを求めたり、「自分たちの世代が特別なんだ」という捉え方をしたりはしていません。
舩橋氏:わかりやすいのであえて他の世代との違いをお話しすると、上の世代の方は自分の価値観をわかりやすい物差しで置き換えている人が多いなと感じることはあります。もちろん人によりますが。
舩橋氏:つまり、社内での役職や学歴、年収といったような物差しの中で上位であることに価値を見出している人が多い印象です。とにかく上を目指せばいいというのは、すごくわかりやすくはありますよね。「野球をやるなら、甲子園に出て優勝したい!」という感じ。
僕らの世代は、その物差し自体が人によって全然違うし、違うことに対して肯定的に捉える人が多いと思います。トップを狙うなら、なにも甲子園だけが選択肢じゃない。そもそも競争率の高い野球じゃなくて、もっと人の少ない競技で良いんじゃないか…という考えに近いかもしれません。ビジネスの話ではなく、あくまで個人の価値観に関してです。
泉水氏:インターネットのおかげで選択肢が増え、色々なフィールドを狙いやすくなったというのは大きなポイントだと思います。物心ついたときからSNSがあって、フォロワー数や「いいね!」の数で評価されてきた世代。フォロワー数を増やしたり発信内容で個性を発揮したりして、「何者か」になることを目指す志向が強くて。
社会が価値観の多様化を受け入れつつあるなかで、生き方やチャレンジのフィールドはたくさんある。トップになる必要は以前よりもなくなったかもしれないけど、一方で「何者か」にはならなきゃいけないという「何者病」にかかっている人は多いんじゃないかな。
泉水氏:僕は2017年卒。やりたいことができるか、自由さがあるか、といった軸で就職活動をしている人が多かったかもしれません。ランクの高い企業を目指す人は定年までそこに勤める終身雇用を前提にしていると思うのですが、自由を求める人は「20代で経験を積んで、その後は独立したい」というように、目標のための手段としてキャリアを考えていたように思います。
舩橋氏:僕の学年(92年生まれ)は、大学入学の年に東日本大震災を経験しました。目の前で大きな災害が起きて、それまでの価値観が大きく揺さぶられて…。自分でコントロールできないことが、いつかまた起きるかもしれない。そんな思いから、本当にやりたいことは「いつか」ではなく「早く」やろうという気持ちが芽生えたのかもしれません。
舩橋氏:僕自身、片石の言葉にグサグサ刺されていた側の人間なんです(笑)。入社前から片石とは親交があり、彼の発信する言葉は目にしていました。響くのは必ずしもポジティブなことじゃなくて、自分のなかに渦巻いているドロドロした思いやコンプレックスについて片石が代弁してくれているように感じていました。自分が目を背けたい部分に、彼はどんどんフォーカスしていくんです。
泉水氏:人の弱みやコンプレックスのようなマイナス部分を認めてあげたり、共感したりといった片石の姿勢に引き寄せられる人はとても多いと感じます。
泉水氏:そうですね。これは事業への姿勢にも表れていて、たとえば「古着女子」のインスタグラムアカウントに上がっている写真は、人気インスタグラマーのようなファッションスナップと違って、モデルの顔はほぼ出ていません。あくまで、おしゃれでかわいい「古着」の写真がメインなんです。
若者世代のなかには、自分の容姿にコンプレックスがあるけど、大好きな洋服を通して自分のセンスを発信したいという想いのある人が少なくない。そういった人の受け皿となるプラットフォームとして、「古着女子」が受け入れてもらえているのかなと感じています。
舩橋氏:採用ツールとして使っているのはWantedlyとTwitter、インスタグラム。あとはリファラル採用ですね。社員の協力も得ながらWantedlyの運用に力を入れています。
自社が求めている人材なのかを見極めるポイントは、「優しさ・強さ・面白さ」の3点。そのベースに「賢さ」を置いていて、2~3回の面接を通して見ていますね。代表の片石も必ず参加します。
舩橋氏:すごく感覚的ですが、「スジのよさ」みたいなものを感じるかどうかは会社として重要視していて。こちらがした質問に対して「何を知りたくてこの質問をしたのか」という言外の意味を読み取って、求めるものに対して、しっかりと回答をしてくれる人はいいなと思いますね。コミュニケーションのレイヤーが一段上にある。それは「賢さ」あってのものかもしれませんね。
特にカルチャーフィットしているかに関しては、社員内で意見が分かれることはほとんどなく、満場一致で決まることが多いです。これはおそらく、yutoriが生まれたときから片石が「好きな人と好きなことをやっていく」という想いを強く持っており、その思想に共鳴する人間が集まったからこそかなと思っています。
舩橋氏:別の世代が理解できないとか、若い人と価値観が異なるなんて、いつの時代も変わらない普遍的なこと。 だから「彼らを知る努力をする」とか、「マーケティング的にリサーチする」とかそういうことではなく、大切なのは「”理解できない”ということをいかに”理解する”か」。それは隣にいる人が自分と違うことを受け入れることでもありますが、一般的に使われている”ダイバーシティ”という言葉以上に、僕らや下の世代が強く持っている価値観なんです。その「理解できないことを受け入れること」が自然と、彼らに対して話をしてみたり、触れてみることにつながると思います。
泉水氏:そうですね。それから、弱さを見せるのも大事かもしれません。yutoriは「全然応募が来ません!(泣)」みたいな発信も正直にしちゃうんです(笑)。すると「何か手伝おうか?」と手を差し伸べてもらえたり、うまく事が運んだりする場面があって。
舩橋氏:いいところだけを見せようと取り繕っても、ネットで調べればすぐにバレますし。それよりも「うちはこんな会社です!」といい点も改善点も含めて正直に見せてくれたほうが、誠実だし人間味を感じますよね。
泉水氏:yutoriは代表が若いこともあって、たまたま若い世代が集まっていますが、たとえば30代や40代の人にもyutoriの想いに共感してくれる人ってたくさんいると思っていて。世代でまとめずに、一個人として「俺はこう思うけど、君はどう思う?」とお互いに歩み寄るのが大切なのではと思います。
「自分たちが特別な世代だとは思わない」という言葉から始まった20代の二人へのインタビュー。yutoriの事業がなぜ若者世代に受け入れられているのかを問うと、「共感」や「肯定」といったキーワードを見つけることができました。異なる世代だからといって敬遠せずに、仲間をつくるのと同じように歩み寄ってみる…。人間関係の基本ともいえることですが、こうした歩み寄りが若者世代の理解へとつながる一歩になるかもしれません。
(取材・文/藤堂 真衣、撮影/安井 信介、編集/檜垣 優香(プレスラボ)、担当/齋藤 裕美子)
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社会保険労務士法人クラシコ 代表 柴垣 和也(しばがき かずや)【監修】
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