約5割の応募者が、面接官の態度によって志望度を下げている!志望度を下げる具体的な行動・態度とは?

New!

d’s JOURNAL編集部

この記事の要点をクリップ! あなたがクリップした一覧
  • 面接を受けた転職希望者の約半数が、面接官の態度や印象によって志望度が下がったと回答。企業イメージに直結する重要な要因となっている
  • 面接官に不信感を持った理由について、メンバークラスでは、面接官の接し方や準備不足への不満が目立っている
  • 一方、管理職クラスでは、面接官の立ち振る舞いやマナー、面接対応の質に不信感を感じている

選考プロセスにおいて面接は転職希望者と企業が直接向き合う貴重な機会である一方で「面接後の辞退」の発生に悩んでいる企業も多いもの。特に、面接官の対応が転職希望者の志望度に影響を与えるケースも多く、企業イメージの低下につながることもあります。

そこで、20~60代の転職経験者計525名を対象に、面接辞退や志望度が下がるきっかけなどについて、役職別(メンバークラス、管理職クラス)で調査しました。

面接を辞退した経験は?

 

「選考中に面接を辞退した経験はありますか」と聞いたところ、メンバークラス(一般社員、係長)では、選考中に面接を「辞退したことがある」が52.3%、「辞退したことはない」が47.7%と辞退経験者がやや多い結果に。

また、管理職クラス(課長、部長、経営者・役員)でも、「辞退したことがある」が52.5%、「辞退したことはない」が47.5%と、メンバークラスとほぼ同じような結果となりました。

役職によって面接を辞退した経験がある人の割合に大きな差は見られませんでしたが、いずれのクラスでも半数以上が選考中に面接を辞退した経験があることがわかりました。

面接を辞退した理由は?

次に、「選考中に面接を辞退した理由」について聞いたところ、メンバークラスは「他社で選考合格になった」(60.1%)が最も多く、次いで「希望条件と合致しなかった」(36.2%)、「選考中の企業側の対応に不安を感じた」(26.8%)が続いています。

一方管理職クラスでは、「希望条件と合致しなかった」(51.1%)が最多で、「他社で選考合格になった」(50.4%)も僅差に。次いで「選考スケジュールが合わなかった」(31.4%)が挙がり、メンバークラスよりも17.6ポイント多い結果となりました。

両クラスとも「他社で選考合格」が過半数超えとなっていることから、面接でいかに志望度を高められるかが、辞退の抑止に有効であると考えられます。

他には、「希望条件と合致しなかった」「選考スケジュールが合わなかった」では、メンバークラスに比べて管理職クラスでそれぞれ10ポイント以上多く票を集めており、役職別で差が出ています。

面接を受けて志望度が下がった経験は?

 

「面接を受けて志望度が下がった経験はありますか」と聞いたところ、メンバークラスでは、「ある」と回答した人が49.6%、「ない」と回答した人が50.4%でした。

一方、管理職クラスでは、「ある」と回答した人が58.2%、「ない」と回答した人が41.8%と、メンバークラスと比較して志望度が下がった経験のある人が多い結果となりました。

どちらのクラスにおいても約半数が「志望度が下がった経験がある」と回答しており、面接内容や面接官の対応が志望度に影響を与える可能性があることがうかがえます。中でも管理職クラスではメンバークラスと比較して「志望度が下がった経験がある」人の割合が多いことから、面接が志望度に強く影響しているようです。

面接を受けて志望度が下がった理由は?

「面接を受けて、応募先企業への志望度が下がった理由」について聞いたところ、メンバークラスでは「面接官の態度・印象が悪い」(50.4%)が最多で、次いで「仕事内容が想像と違った」(48.1%)という結果に。

一方管理職クラスでは「社風が合わないと感じた」(46.1%)や「待遇や条件が希望と合わなかった」(45.4%)が上位に挙がり、役職によって回答に違いが出ました。

メンバークラスでは、「面接官の態度・印象が悪い」が半数以上になったことから、面接時の対応が志望度に与える影響の大きさがわかります。一方管理職クラスでは、待遇や条件面、職場文化との相性が重視されていることがうかがえます。

両クラスとも「仕事内容が想像と違った」など、事前情報とのズレも志望度を下げる要因の一つとなっているようです。

面接官に不信感を持った理由は?

「面接の相手、採用担当者に対して、不信感を持ったポイント」について聞いたところ、メンバークラスでは「面接官の横柄・威圧的、態度が悪い」(35.2%)が最多で、「事前情報と面接の内容に乖離がある」(24.6%)や「興味がなさそうな印象を受けた」(20.1%)も多く見られました。

また、管理職クラスでは「面接官の横柄・威圧的、態度が悪い」(29.9%)のほか、メンバークラスと比較して「質問の意図がわからない、回答が的を射ていない」(28.0%)や「面接官のマナーが気になった」(22.2%)なども、多く挙がっています。

「不信感を持ったことはない」は両クラスとも約3割にとどまり、多くの転職希望者が何らかの不信感を抱いた経験があることがわかります。

中でもメンバークラスでは、面接官の接し方や準備不足への不満が目立つ一方、管理職クラスでは立ち振る舞いや対応の質への指摘が相対的に多い結果となりました。

まとめ

今回の調査から、面接辞退や志望度の低下は、メンバークラス・管理職クラスを問わず多くの転職希望者が経験していることが明らかになりました。特に「面接官の態度・印象」は、志望度を左右する大きな要因となっており、企業イメージの低下や選考辞退につながる可能性があります。

役職によって重視するポイントに違いはあるものの、共通して「信頼感のある対応」が志望度を高め、辞退を防ぐ鍵となるでしょう。転職希望者にとって「この会社ではたらきたい」と思える体験を提供することが、採用成功への第一歩となります。

(文/森田 彩莉、企画・編集/d’s JOURNAL編集部)

なぜ面接を辞退するのか?調査データから読み解く、選考離脱を防ぐ方法

資料をダウンロード