これだけはやっておきたい!応募者にポジティブな印象を与える面接官の特徴【志望度が上がった理由を調査】

d’s JOURNAL編集部
-
約8割以上が面接官や人事・採用担当者の印象によって志望度が高まった経験がある
-
面接官に対してポジティブに感じたポイントは、「話しやすい雰囲気づくりをしてくれる」が最多に
-
管理職クラスでは、「会社のミッションやビジョンをわかりやすく話してくれた」も好印象として受け入れられている
面接は転職希望者にとって志望度や入社意欲を大きく左右する場である一方、どのような要素が志望度に影響を与えるのか不明瞭に感じている企業も多いもの。そこで、20~60代の転職経験者525名を対象に、転職希望者が「入社したい」と思う面接の特徴について、役職別(メンバークラス、管理職クラス)で調査しました。
調査結果をもとに、面接でポジティブな印象を与え入社意向を上げるために、最低限気を付けたほうがいいポイントについて解説します。
面接を受けて志望度が高まった経験はある?

面接を受けて志望度が高まった経験について、メンバークラスでは、51.5%が「志望度が高まった経験がある」、48.5%が「志望度が高まった経験がない」と回答。一方、管理職クラスでは、77.4%が「志望度が高まった経験がある」、22.6%が「志望度が高まった経験がない」と回答しました。
いずれも半数以上が面接を受けて志望度が高まった経験があると回答していますが、特に管理職クラスでは割合が高い結果に。メンバークラスと比較して、管理職クラスのほうが面接によって志望度が高まる割合が高く、企業との接点をより重視していることがうかがえます。
面接を通して志望度が高まった理由

面接を通して志望度が高まった理由について、両クラスとも「面接官の印象・人柄が良かった」が最多。メンバークラスでは50.0%、管理職クラスでは57.9%が回答しており、いずれも半数を超えています。両クラスとも「仕事内容に魅力を感じた」が2番目に多く、メンバークラスでは47.1%、管理職クラスでは55.4%でした。
また、メンバークラスでは「オフィス・職場の雰囲気が良かった」(40.4%)、「提示された条件・待遇が良かった」(35.3%)が続く一方、管理職クラスでは「自分が活躍できるイメージや働くイメージが湧いた」が37.6%とメンバークラスより割合が高く、管理職クラスは自身の役割や裁量の大きさをより重視していることがうかがえます。
面接官によって志望度が高まった経験

続いて、面接官や人事・採用担当者の印象によって志望度が高まった経験について聞くと、メンバークラスでは85.3%が「志望度が高まった経験がある」、14.7%が「志望度が高まった経験がない」と回答。管理職クラスでは、91.1%が「志望度が高まった経験がある」、8.9%が「志望度が高まった経験がない」と回答しました。
両クラスともに、面接官の印象が志望度に大きな影響を与えており、特に管理職クラスでは、より面接官の対応や人柄を重視しているようです。
面接官に対してポジティブに感じたポイント

面接の相手、採用担当者に対してポジティブと感じられたポイントについて聞くと、両クラスとも「話しやすい雰囲気づくりをしてくれる」が(メンバークラス71.6%、管理職クラス57.6%)と最も高く、安心して話せる環境が重視されているようです。
一方、管理職クラスでは、「会社のミッションやビジョンをわかりやすく話してくれた」が48.9%とメンバークラスと比較して多く、企業の方向性を重視する傾向が見られます。
また、両クラスとも「活躍できるイメージを伝えてくれる」が半数近く選ばれており、応募者自身が働く姿を想像できることが、志望度の高まりにも影響しているようです。
まとめ
今回の調査では、メンバークラス・管理職クラスを問わず、志望度は面接官の印象で大きく変わることが明らかになりました。そのため、面接時には「人柄が伝わるコミュニケーション」や「信頼感のある接し方」を意識すると良いでしょう。
また、面接官のポジティブな印象として、「安心して話せる環境である」ことは共通としてありつつ、管理職クラスでは「会社のミッションやビジョンについて」の関心も高く、役職に応じて伝える情報の重点を調整することが効果的です。
(文/森田 彩莉、企画・編集/d’s JOURNAL編集部)
「入社したい!」と思う面接とは?調査データから読み解く、志望度を高める方法
資料をダウンロード


