転職者の56.5%が入社後、“アレ”が不安に…。入社前後の不安と企業フォローのギャップ調査

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d’s JOURNAL(ディーズ・ジャーナル)編集部

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  • 入社までの期間に感じる不安について、「新しい職場の人間関係」と回答した転職希望者は37.3%
  • 転職希望者は、入社前には具体的な情報提供と定期的な連絡による安心感の醸成を重視している
  • 入社1カ月以内に直面した不安について、最多回答は「職場の人間関係になじめるか」(56.5%)で、半数を上回る結果に

転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社は、20~30代の男女311人を対象に、転職希望者の「オンボーディング(受け入れ)プロセス」に関するアンケートを実施。「入社前後のリアルな不安」「求めるリアルなフォロー」など、転職希望者の本音をデータで明らかにしました。

今回の調査で、入社前後の転職希望者は人間関係に不安を抱えているものの、そのニーズに対して企業のフォローが不足している傾向があることがわかりました。

入社前の不安、最多は「新しい職場の人間関係」

入社までの期間に感じる不安について尋ねたところ、「新しい職場の人間関係」と回答した人が37.3%で最多となりました。次いで「業務内容やスキルへの適応」(26.4%)、「会社の雰囲気や文化になじめるか」(19.6%)と、新しい職場や業務への適応に関する項目が上位を占めています。

「入社日までに自分の生活環境を整えられるか」(4.5%)は一桁台にとどまり、入社前における個人的な住環境などへの懸念は比較的低い水準にあるといえます。

入社前フォローの正解は?「具体的な情報」と「こまめな連絡」が上位に

入社前に最も必要としていた対応について聞いたところ、「入社までのタスク共有や段取り説明」が26.7%で最多となりました。次いで「メールや電話での定期連絡」(20.3%)となっています。

これらの結果から、転職希望者は入社前の具体的な情報提供と、定期的な連絡による安心感の醸成を重視していると考えられます。

入社1カ月で約9割が不安に直面。最多は「職場の人間関係になじめるか」

入社1カ月以内に直面した不安を尋ねたところ、最多回答は「職場の人間関係になじめるか」(56.5%)で、半数を上回る結果となりました。入社してすぐでも人間関係構築に不安を感じていることがわかります。

次いで「自分のスキルが通用するか」(46.3%)、「仕事内容や業務量についていけるか」(45.7%)と、約半数の転職希望者が職務遂行に関する懸念を抱いていることがわかりました。

「特に不安は感じなかった」と答えた人は11.3%で、多くの人が入社1カ月以内に不安に直面していることがわかります。

ニーズに合わせたオンボーディングが早期離職予防のカギ

入社承諾後の転職者が最も不安に感じることは「新しい職場の人間関係」(37.3%)、入社後には「職場の人間関係になじめるか」(56.5%)という結果からもわかるとおり、転職における最大の不安は「人間関係」だといえます。

また、入社後にその不安がさらに大きくなる傾向が見られ、新しい環境でのコミュニケーションや関係構築が、多くの転職者にとって心理的なハードルになっている様子がうかがえました。

一方で、入社前に関しては、具体的な情報提供や定期的な連絡によって不安を和らげたいと考える転職者が多いものの、そうしたニーズに対する企業側のフォローは十分とはいえない実態も明らかになりました。

約9割の人が入社1カ月以内に何らかの不安を感じている中、入社前後で変化する不安や期待を踏まえたオンボーディングのあり方が、早期離職の予防を考える上で重要な視点の一つといえそうです。下記の資料は、OJTで活用できる育成計画シートのテンプレートです。オンボーディングに課題を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

企画・編集/海野奈央(d’s JOURNAL編集部)、文・編集/岩田悠里(プレスラボ)

入社前後の不安と企業フォローのギャップ ~転職希望者300人に聞いたホンネ調査~

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