AI導入で中途採用は減る?増える? 約6割が変化した採用実態【doda調査】
パーソルキャリア株式会社
- AI導入・活用で、約6割の企業が今後3年以内の中途採用人数に「変化あり」と回答
- 最も増えた・増える割合が大きい職種領域は「データ・デジタル/IT企画系職種」
- 最も減った・減る割合が大きい職種領域は「定型・ルーティン業務中心の職種」
転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社は、AIを導入・活用する大手企業の人事・採用担当者515人を対象に「AI活用実態と人材戦略に関する調査」を実施。AIの導入により、半数超の企業で中途採用人数に変化が生じ、求める人物像も7割超で変化していることが明らかになりました。
AI導入・活用で、半数以上の企業が中途採用人数に「変化あり」
AI導入・活用が進んだことによる現在の中途採用人数への影響については、「増えた領域がある」「増えた領域と減った領域がある」「減った領域がある」の合計が54.4%に上り、半数を超える企業が採用人数に変化があると回答しました。
今後3年以内の見通しについては、「変化する」と回答した企業は62.2%。一方、「減る領域がある(増える領域はない)」と回答した割合は15%弱にとどまっており、AI活用によって採用数を一律に縮小する動きが広がっているわけではないことがうかがえます。

AI導入・活用の進展による現在および今後3年以内の中途採用人数への影響(出典:プレスリリース、以下同)
最も増えた・増える割合が大きい職種領域
採用人数が増加した・増える見込みのある職種領域として最も多く挙げられたのは「データ・デジタル/IT企画系職種」で、続いて「業務改善・DX推進を担う職種」がランクインしています。

採用人数が増えた・増える見込みがある職種領域
AI活用を前提とした高度なデジタル人材のニーズが高まっていることが背景にあるとみられ、今後3年以内にかけて、こうした職種の採用ニーズはさらに拡大する傾向にあります。
最も減った・減る割合が大きい職種領域
一方で、採用人数が減少した・減る見込みのある職種領域では、「定型・ルーティン業務中心の職種」が最多となり、次いで「バックオフィス職種」が続きました。

採用人数が減った・減る見込みがある職種領域
特に「今後3年以内」の予測では、バックオフィス職種の採用を絞ると回答した企業の割合が高まっており、AI代替が進みやすい業務領域における採用の絞り込みが今後加速する可能性があります。
doda編集長の桜井 貴史氏は、「AI活用によって一律に人を減らす動きが進んでいるというより、AIで代替しやすい業務と、人が担うべき業務を見極めながら、採用対象を見直している状況を示していると考えられる」と述べています。
中途採用で求める人物像、「大きく変わった」は約2割
AI導入・活用に伴い、中途採用で求める人物像が「大きく変わった」と回答した企業は22.1%、「一部変わった」は53.0%で、合計7割超の企業において転職希望者が変化していることがわかりました。
具体的に求められるのは、「AIスキルを持つ人材」はもちろんのこと、自由回答では「変化に適応できる柔軟性」や「自ら考えて行動できる主体性」を挙げる声が目立ちました。加えて、「専門性の高い人材」や「即戦力」を重視する傾向も見られます。
桜井氏は、「転職希望者はAIツールを『使えるかどうか』だけでなく、AIを活用した上でどのような実績を具体的に残せたか、また、今後どのような価値を発揮できるのかが、これまで以上に問われていく」と推測しています。
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