専門人材はいるのに、なぜ採用できない?企業の6割が断念した理由
パーソルキャリア株式会社
- 6割超が専門人材の不足でプロジェクトを断念、特に影響を受けた領域は「新規事業開発」
- 専門人材の確保で最も大きな課題は「求める人材はいるが、自社を選んでもらえない」こと
- 今後、専門人材の確保に注力したい領域1位は「DX推進・デジタル戦略」
経営支援サービス「HiPro Biz」を運営するパーソルキャリア株式会社は、従業員1,000人以上の大手企業に勤める部長職以上500人を対象に、「専門人材の採用」に関する調査を実施。6割超が専門人材不足による施策断念を経験し、確保スピードや人材獲得力に課題があることが浮き彫りになりました。
6割超が専門人材の不足で施策やプロジェクトを断念
過去1年間で、専門人材の不足を理由に施策やプロジェクトを断念・延期した経験が「ある」と回答した企業は6割を超えました。

過去1年に専門人材の不足が原因で断念・遅延した施策やプロジェクトがあるか(出典:プレスリリース、以下同)
影響を受けた領域は「新規事業開発」が52.4%で最多となり、次いで「DX推進・デジタル戦略」が49.8%と半数近くを占めています。

専門人材の不足が原因で断念・遅延した施策やプロジェクトの領域
半数以上が「専門人材の確保スピードが経営層の期待に追いついていない」
経営層が描く事業推進のスピード感に対し、採用・社内異動・外部人材活用を含む専門人材の確保スピードが「追いついていない」と感じる回答者は52.8%に上り、半数を超えました。

経営者が求める事業推進のスピードに、専門人材を確保するスピードが追いついているかどうか
一方、「十分に追いついている」と回答したのはわずか14.2%にとどまり、事業変革のスピードが加速する中、人材確保の遅れが経営課題として深刻化していることが浮き彫りになりました。
専門人材確保の課題
専門人材の確保において最も大きな課題として挙げられたのは、「求める人材はいるが、自社を選んでもらえない」(22.8%)でした。「採用してもすぐに離職してしまう」(6.0%)、「どのような人材が必要か定義できていない」(5.0%)が低水準にとどまっていることからも、入社後の定着やミスマッチ以前に、そもそも選考に至るまでの段階で転職希望者に選ばれないことが最大の壁になっていることがうかがえます。

専門人材の確保において現在最も頭を悩ませている課題
「選ばれる企業」となるには、企業ブランディングの強化に加えて、社内育成やリスキリングへの投資など、中長期的な視点での取り組みが不可欠です。
専門人材の確保に最も注力したい領域
今後、専門人材の確保に注力したい領域として「DX推進・デジタル戦略」が44.8%で首位となり、続いて「AI・データ活用」が37.2%と並びました。デジタル変革をけん引できる人材の需要が今後さらに高まり、企業間での獲得競争が激化していくことが予想されています。

今後、専門人材の確保に最も注力したい領域
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