採用手法のこれからを考える ダイレクト・ソーシング ジャーナル

DODA 中途採用をお考えの方へ

2017.08.24

制作会社任せはNG。「よい採用サイトにして」と依頼する前に意識すべきこと

PROFILE

ダイレクト・ソーシングジャーナル
編集部

採用課題を解決するための、採用サイト・コンテンツの作り方では、「採用サイトの役割は何かを考え、どのような課題を作るために、どういうコンテンツを用意すればよいのか」を考えることが重要であると紹介しました。しかし、人事・採用担当者が、いざ「キャリア採用サイトを作りたい!」「新卒採用サイトをリニューアルしたい!」と思っても、サイト設計・構築への知見が少なく、どのように動いていいのか分からない場合が多いのではないでしょうか。

そこで、「自社をどのように見せたいのか」という自分たちの希望を反映しながらも、読み手となる転職希望者が満足し、行動に移すサイトを作るために、人事・採用担当者が意識しておくべきポイントを紹介します。

採用サイト制作の「プロジェクトオーナーは自分だ」という意識

いざ、採用サイトを作ることになったら、予算取りを行い承認を得る、現場の協力を仰ぐなど、やることはたくさんあります。また、社内に制作体制がない場合は、外部の制作会社(Web制作会社、Webコンサルティング会社)に依頼しなければなりません。しかし、制作会社に頼んでも、「コレだ!と思うものを提案してくれない」「主体的に動いてくれないから困る」と、上手にプロジェクトが進まない場合も多いようです。
ここで気をつけなければならないのは、「制作会社はWebに関してはプロだが、自社の魅力に関しては自分たちの方がプロ」である意識を持っているかどうか。Web知見がないあまり、「お金を払うから、後はいいものを作ってください」というスタンスをとってしまう担当者もいるようですが、それでは制作会社もどうすればいいのか迷ってしまいます。
サイト制作を依頼するにあたって大事なのは、「他人任せにはせず、プロジェクトオーナーは自分という認識を持つこと」です。

チームやパートナーとしてプロジェクトを進めていく際に、何よりも重要なポジションは、依頼した側の「プロジェクトオーナー(プロジェクトマネージャー、PM)」です。サイト制作がスタートすると、サイト内構成やページ数、デザインテイストやキャッチコピー、応募するまでの導線・仕組みなど、完成に向けて決めなくてはならないことがたくさんでてきます。そのときに、オーナーである依頼した側が「どうすればいいですか?」「Web知識がないので、よくわかりません」という姿勢では、制作会社も進めていくことができません。「決定権は自分たちである」という認識を持ち、「どんな採用サイトにしていきたいのか」「そのサイトでやりたいことは何なのか」をぶれることなく把握しておくことが大事なのです。

Webサイト制作時におさえておきたい、最低限のこと

もちろん、自分たちがオーナーとして進めていくためには、最低限のWeb知識をおさえておくとよいでしょう。プログラミング・システム構築までの知識は不要ですが、制作会社とやり取りする際に、ある程度の言葉の意味・理解を持つことをおすすめします。

覚えておきたい基礎用語(一例)

下記はWeb知見がなくても制作で進めていく上で発生する用語なのでおさえておきましょう。

  • HTML…Webサイトの土台となる言語。インターネット上に公開されているWebサイトでHTMLを使っていないものはほとんどありません。HTMLによりサイトの文字や画像、リンクが表示されています。
  • CSS…Webサイトの“レイアウト・構成”を担うスタイルシートのことです。HTMLが定義した構造を、CSSではどのように装飾するかを指定するためのものです。
  • JavaScript…ブラウザ上における、Webサイトの“動き”を担うプログラミング言語です。HTMLやCSSでは表現できないことを補うための言語だと認識しておけば問題ありません。

作ったWebサイトの置き場所(サーバ)の確認

企業サイトの配下に置くのか、新たに設置をするのか、企業サイトを運営している部門(社内システムや広報など)に確認する必要があります。また、あわせて「ドメイン」をどうするのかも考えておきましょう。ドメインとは、インターネット上の住所(アドレス)のことで、URLやメールアドレスで用いられます。

○企業サイトの配下に置く場合→
制作会社が作っている採用サイトを納品しアップしてもらう必要があります。社内システム部門に相談しておきましょう。

○新しくサーバを用意する場合→
レンタルサーバの選定を行う必要があります。ただし、制作会社でサーバを用意してもらい、運用までを行ってもらう場合、月額の運用費用も発生します。見積にも関わることなので確認しておきましょう。

業者扱いはしない。制作会社は思いを形にしてくれる“パートナー”

業者扱いはしない。制作会社は思いを形にしてくれる“パートナー”

採用サイトを作る際に大事なのは、「課題をすり合わせ、その解決のために全員が尽力していく」姿勢です。もちろん、依頼する側・依頼される側という関係性はありますが、フラットな立場で意見を出し合うことができ、プロジェクトを進めやすい状態であることが理想です。そのためには、制作会社を業者や下請け会社として扱うのではなく、課題を解決するためのパートナー・同志・チームメンバーとして接する必要があります。

ただ、「良いサイトを作ってください」と依頼するのではなく、「現状どのような課題」があり、「どう解決したい」のか、そのために「どういう採用サイト・コンテンツを作りたいのか」など、世界観を共有することから始めます。
自社のことを一番知っているのは自分たち企業側ですし、Web知見を持っていて、かつ、第三者としての客観的視点があるのは制作会社です。一方的に自分たちの要望を伝えるだけでは良いものが作れません。ベストなものを作れるように、制作会社に情報共有しながら、意見を汲み取り、完成に向けてすり合わせていくようにしましょう。

重要なのは、社内側での方向性を統一しておくこと

制作会社と相談し決定していくことはたくさんありますが、注意しておかなければならないことがあります。それは、採用サイトにおける「社内の方向性を統一しておくこと」です。
デザイン案やキャッチコピー案、ページ構成案など、制作会社から提案を受ける中では、それぞれが意見を言う機会も多いでしょう。たくさんアイデアや意見が出て議論が活性することは良いことですし、採用サイトをブラッシュアップする中では大事なことです。
しかし、チーム内の意見が対立する、方向性がバラバラ、やりたいことが正反対で相手の意見を否定する…と、制作会社はどの人の意見を踏まえればいいのか分からず、何度も出し直しが発生してしまいます。なかなか前に進めることができず、意見調整に追われ、納期だけが迫ってきてしまいます。それでは良いサイトができるはずがありません。

また、プロジェクトオーナーとしてやらなければならないことは他にもあります。サイトを作るにあたって、資料やデータ、素材提供、取材対象者の選定~調整、原稿チェックなど、フロント(サイトで表示される)部分の確認から、サーバやシステムなどインフラの整備といったバックエンド(サイトを表示させるための裏方)部分など、さまざまな関係部門が発生します。
プロジェクトオーナーである人事・採用担当者は、各関係者にサイト制作の意図を伝えて協力を依頼し、スケジュールが遅延しないように進行させていく必要があります。

調整が大事

つまり、人事・採用担当者が採用サイトを作る上で必要なのは、Web知識ではありません。チーム内、そして会社内においてのベクトルをあわせ、スムーズに制作が進行するようにタスクを管理していくことなのです。

関わってくる人数によって、サイト制作費用も異なる

指揮官として採用サイト制作を推進する際には、「制作費」のことも踏まえなければなりません。サイトのページ数や仕様によって金額は異なってきますので一概に言うことはできませんが、ディレクター、プランナー、デザイナー、ライター、カメラマン、イラストレーター、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア…など、大型サイトになればなるほど関係者の人数は増えていきます。また、修正回数が増えていけば増えていくほどそれにかける工数も増えていき、費用がかかっていきます。
見積書やプロジェクト体制図は必ず確認し、その工程は必要なのか、社内でできることはないか、予算に応じて照らし合わせながら進行すると良いでしょう。

Facebook

Twitter

はてなブックマーク

このエントリーをはてなブックマークに追加

  • HOME
  • TECHNIQUE
  • 制作会社任せはNG。「よい採用サイトにして」と依頼する前に意識すべきこと

ご案内・お問い合わせ

DODAでは「人材採用の課題解決を支援する」さまざまなサービス・情報をご提供しております

DODA/採用支援サービスについて お問い合わせ

TOPに戻ります