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2017.08.29

こんな求人情報はわかりづらい!求人広告や求人票で失敗しがちな4つの表現あるある

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ダイレクト・ソーシングジャーナル
編集部

採用活動を行っていると、人事・採用担当者自ら求人票や求人広告、オファーメールなど、自社の求人原稿を書くシーンがでてきます。しかし、ターゲットを設定して、会社ならではの訴求内容を決めて、いざ文章を作ろう!と思っても、実際どのように表現すればよいのかわからず、筆が進まない場合が多いのではないでしょうか。

世の中には、求人原稿を書くためのさまざまなノウハウが紹介されています。しかし、ノウハウの意図を踏まえずそのまま取り入れてしまうと、伝えたい要素が伝わらないばかりではなく、転職希望者にとってはデメリットに感じてしまう場合もあるのです。自社の魅力を正しく読み手に伝えるためには、「転職希望者が読んだときにどう思うのか」と裏まで想像して記載していくことが必要です。

募集情報は、一瞬で、理解・イメージさせられるかどうか

仕事を探している人にとって、求人票や求人広告、オファーメールは、企業とのファーストコンタクトになります。そのため、いかにファーストコンタクト時に「この企業良いかも」「この仕事興味ある」と思ってもらえるかが何よりも重要です。
その際に大事となってくるのが「パッと見て理解できるか、イメージできるのか」です。情報が足らずに、企業ホームページに見に行かないといけない、キャリアアドバイザーに話を聞いてみないといけない…と、確認ステップを踏んでしまうと応募検討者の意欲もどんどん下がってしまいます。1回読めばある程度のことは想定・イメージできる状態を目指すようにしてください。

パターン① “数字で表現”は効果的だと言うけれど…

“数字で表現”は効果的だと言うけれど…

求人原稿だけに限らず、相手に何かを伝えるときに「数字」は重要な情報になります。例えば、数や量を表現する「たくさん」「ほとんど」「だいぶ」「いっぱい」などさまざまな形容詞がありますが、人によって受け取り方が異なります。

数字を使うことで、具体的にイメージできるように

例:

  • 研修に参加している社員はたくさんいます。
  • 研修に参加している社員は100人中90人です。
  • 研修の参加率は90%以上です。

上の「たくさん」表記にくらべて、下2つは数字を出しているのでイメージすることができ、多いのが少ないのか、たくさんあるのかないのかを、読み手自身が判断することができます。さまざまなメディアでのノウハウで、『あいまいな形容詞は割けた方がよい、数字をできるだけ使いましょう』と伝えているのはこのような理由からです。

年収表記は、注意!

ただし、むやみやたらに数字を使えばよいわけではありません。特に転職希望者にとって、給与情報は重要な要素になりますので具体的に記載していきましょう。

年収表記あるある①:

『年収たくさん稼げます』よりも、『年収1000万円稼げます』の方が分かりやすい。しかし、年収や離職率などあまりにも数字が大きい場合、読み手は懐疑的になってしまいます。「なぜそれを実現できるのか」「どういう条件なのか」「(年収の場合)その内訳はどうなっているのか」をきちんと記載することが大切です。

年収表記あるある②:

可能性を広げるために『年収300~1000万円』と記載している求人募集も多く見受けられます。その場合、読み手からすると幅が広すぎて「実際、自分はどれだけもらえそうなのか?」とイメージすることができません。また、事実だったとしても範囲が大きすぎると胡散臭くなってしまいます。
例えば、『入社▲年目 ▲▲歳 年収▲▲▲万円(メンバー)』『入社▲年目 ▲▲歳 年収▲▲▲万円(リーダー)』というように、どれぐらいの層の人がいくらもらっているのか事例を出すとよいでしょう。
また役職も出すことでその職種のキャリアアップを見せることも可能です。求人原稿では魅力だけを伝えるのではなく、必ず読み手に納得感を与えるとよいでしょう。

パターン② 肩を組んだ集合写真っていつも撮ってますか?

肩を組んだ集合写真っていつも撮ってますか?

会社の魅力を伝える際には、写真や動画などを用いてることも多いでしょう。特に、職場の雰囲気、社員紹介などは、視覚でイメージさせることは非常に効果的です。「上司部下の隔たりがない」「部署全員、仲が良い」などビジュアルを通じることでより納得感を持たせることが可能になります。
しかし、よくやってしまいがちなのが、“肩を組む”、“ガッツポーズ”をするなど、撮影のために取り繕った集合写真です。あまり普段は行わないポーズのため、ぎこちなさが出たり、照れ笑いになったりと、違和感を覚えてしまう場合があります。集合写真などの雰囲気の良さを伝える写真は、自然なシーンが一番伝わります。
例えば、①ミーディングシーンやデスク付近でのやり取りなど仕事風景の写真②決起会や歓迎会、部活動、打ち上げといった、会社や部署でのイベント写真 などを用いることで、リアルさが伝わるようになります。積極的に使うようにしましょう。

パターン③ 「勤務地:全国」ってどの範囲まで?

勤務地全国ってどこ?

全国に支店や店舗がある場合、一度の求人内でたくさんの勤務地があることをアピールしたいのは最もです。多くの勤務地があることで選択肢が広がり、転職希望者にとって非常にメリットになります。
ただし、ここで気をつけたいのは、勤務地の表記方法。例えば、求人サイトや求人票の場合、広告内容の文字数制限があることも多いです。その際、会社や仕事内容の魅力を伝えたいあまりに文字数の上限が超えてしまい、仕方なく『勤務地:全国』と記入してしまうかもしれません。
しかし、求職者は自宅からの通勤時間イメージといった主観を大事にしています。つまり、「自分が希望するところは該当するの?」「家から通うことができるのか?」判断できないと選択肢から外してしまう場合が多いのです。企業ホームページに記入があるからと誘導したとしても、まだ興味段階でわざわざ調べにいくのは手間がかかりますし、離脱要因にもなりかねません。
できる限り、勤務地は住所や最寄り駅を記入し、「この範囲なら通える」と思ってもらうことが重要なのです。その際、あわせて通勤交通費の上限や車通勤の可否なども明記しておくと、より親切です。

パターン④ “コミュニケーション能力がある方”って具体的にはどんな人?

“コミュニケーション能力がある方”って具体的にはどんな人?

募集要項にある対象欄(対象となる方、応募条件など)。『対象となる方は、コミュニケーション能力がある人』と書かれている求人を見ることが多いのではないでしょうか。
しかし、ここでも重要なのは「これは自分にも当てはまるのかな?」と応募者が判断できるかにあります。コミュニケーション能力を求める求人募集は多いですが、コミュニケーション能力といっても幅広く、どのレベルまで求められているのかわかりません。
例えば、『パソコンスキル必須』という表現1つをとっても、『メール送信ができる』レベルでよいのか、『ExcelのVLOOKUP関数や、ピボットテーブルができる』レベルが欲しいのかで、だいぶ求める人材が異なります。

このように、『コミュニケーション能力』というのは、『初対面の人に対しても積極的に話をすることができる』のか、『自分の考えていることを、論理的に分かりやすく表現することができる』のか、『疑問に思ったらすぐに上司に報告・相談をすることができる』のか、皆が「どのような対応ができる人なのか」「自分は当てはまるのかどうか」頭の中でイメージをふくらませられるような状態を目指すようにしましょう。

ノウハウだけ用いてもダメ。伝えたい情報を整理すること

上記の方法を意識しながら求人原稿を書くと、転職希望者が会社や仕事のことをイメージしやすい原稿に近づけるでしょう。
しかし、「数字を使おう」「リアルな写真を使おう」と、何でもかんでも情報を盛り込むのもよくありません。情報が散漫になってしまうと、読み手にとって、「結局何を言いたいのか」がわからなくなってしまうのです。それでは本当に欲しい人材に企業の魅力が届かないですよね。求人広告や求人票、オファーメールを作る際に大事なのは、ターゲットは誰で、その人が欲している情報は何かをまず整理することです。
その上で、どの訴求ポイントを載せればよいのかを踏まえてはじめて、表現方法は効果的になります。ターゲットとなる相手の立場になって、この表現で自社のことを分かってもらえるのか振り返りながら原稿をつくるようにしましょう。

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