会社説明会アンケートの質問例23個と注意点を解説。無料テンプレート・フォーマット付き

d’s JOURNAL編集部

会社説明会とは?

会社説明会とは、就活生や、転職希望者に対して、事業内容や沿革、組織文化などの企業情報や、求人内容や福利厚生などの求人情報を説明する場を指します。就活生・転職希望者の母集団形成や入社意向の醸成などを目的として、多くの企業で選考プロセスに組み込まれています。

会社説明会のアンケートとは?

会社説明会のアンケートとは、会社説明会の終了後に、参加者に 対して、会社説明会の良かった点や、悪かった点などについて、 感想を求めるアンケート調査のことを指します。コロナ禍では、オンラインで実施されるケースが多く、オンラインのアンケートフォームから回答を行うケースがほとんどでしょう。一方で、リアルイベントの場合は、アンケート用紙に直接記入を行う場合もあります。

会社説明会のアンケートを行う目的

なぜ、企業は会社説明会の後にアンケートを実施するのでしょうか。各社によって、目的はさまざまですが、大まかには、2つの目的があると言えるでしょう。

会社説明会のアンケートを行う目的

● 会社説明会の改善点を見つけるため
● 就活生・転職希望者の志望度合いや他社選考状況を把握するため

会社説明会のアンケートによくある質問例

このような 目的に沿って、具体的なアンケートの設問内容を検討していきます。一般的には、以下のような設問を設ける 企業が多いでしょう。

会社説明会のアンケートによくある質問例

● 説明会を知ったきっかけ
● 会社説明会で特に印象に残っていること
● 自社への志望意欲や他社選考状況
● 他企業の会社説明会への 参加状況と今後の参加予定 など

アンケート回答率・回答の質を上げるためのポイント

会社説明会のアンケートを実施してみて、回答率が思うように伸びなかったり、思うような回答内容が得られなかったりと、お困りの人事・採用担当者の方も多いのではないでしょうか。こちらでは、アンケート回答率・回答の質を改善するためのポイントについて解説していきます。

会社説明会のアンケート回答率・回答の質を上げるためのポイント

はじめに、会社説明会のアンケート回答率を改善するためのヒント をご紹介します。

選考との関係性を明記する

多くの就活生や転職希望者は、アンケートの回答内容が選考に影響すると考えています。そのため、不愉快に思ったり、違和感を感じたりして も、正直にその旨を記載する方はごく一部でしょう。このような背景から、もしもアンケート実施の目的が、会社説明会の改善活動のみであり、選考とは一切関係がないのであれば、その旨をしっかり明記するのがよい でしょう。

アンケート全般の回答率・回答の質を上げるためのポイント

続いて、アンケート全般の回答率を改善するためのヒントをご紹介します。

匿名にする

一般的には、アンケートは記名よりも、無記名の方が回答率は高くなる傾向にあります。
一方で、匿名の場合、個別の志望度合いや活動状況の把握や、回答内容を鑑みた個別の対処が難しくなるなどのデメリットもあります。そのため、実名にするか、匿名にするかは、メリット・デメリットを整理した上で判断するとよい でしょう。

答えやすい設問を冒頭に記載する

アンケートは、答えやすい質問 から順に並べるとよい でしょう。具体的には、冒頭に氏名や住所、在籍する大学や企業名など、事実に基づいた回答を求める設問を配置します。良くなかった点を列挙させる項目や、自由記述欄など、回答難易度が高いものは、できる 限り後半に設置されることをお薦めします。

設問数を設け過ぎない

言うまでもありませんが、設問数を設け過ぎないように注意が必要です。設問数が多くなればなるほど、回答率は下がる傾向があります。自社のアンケート実施の目的に照らし合わせて、あれもこれもと欲張らずに、設問数を絞って運用されることをお薦めします。

自由記述欄を設け過ぎない

自由記述欄を設け過ぎないことも重要です。できる限り回答者に負担のかからない、「Yes/No形式」や「複数選択式」の設問を設置することが好ましいです。さらに 、自由記述欄の場合、アンケート結果の集計・分析作業も定量化が難しいということもあるため、自由記述欄を設け過ぎない方がよい と言える でしょう。

必須項目を設け過ぎない

全てを必須回答にするのではなく、一部任意回答にすることも回答率や回答の質を上げるための一つの手です。特に回答者にとって負担が大きい記述を求める設問や、自由記述欄に関しては、アンケートの目的を鑑み、任意回答に変更することをお薦めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。会社説明会の後にアンケートを実施することで、会社説明会の課題の発見につながった り、就活生・転職希望者の志望意欲や転職活動状況を把握した上で、個別に適切なフォローアップができるようになったりします。ぜひポイントを意識しながら、アンケート作成を進めていきましょう。