約6割が出世を望まない時代、人事が向き合うべき課題とは【doda調査】

パーソルキャリア株式会社

  • 20~50代の約6割が「出世を望まない」と回答
  • 出世したくない理由1位は「マネジメントへの苦手意識」
  • 出世しない場合の不安は「収入面の待遇向上が見込めない」こと

転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社は、20~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、出世の希望やその理由を調査。リーダーシップへの苦手意識などから、「出世したくない」と思っている人が多くいることがわかりました。

約6割が「出世を望まない」と回答。出世意欲は少数派に

現在勤務中の会社で「出世したくない」(33.5%)、「どちらかといえば出世したくない」(25.0%)と回答した人は計58.5%に達しました。対して「出世したい」派は32.9%にとどまる結果に。

いまの会社で出世したいと思うか(出典:パーソルキャリア株式会社のプレスリリース、以下同)

年代別では、最も出世意欲が高い20代は「出世したい」派(46.3%)と「出世したくない」派(47.9%)がほぼ拮抗しています。この意欲は年代が上がると減退し、50代では「出世したくない」派が67.5%と、約7割に迫る結果となりました。

いまの会社で出世したいと思うか(年代別)

出世したくない理由では「マネジメントへの苦手意識」がトップに

出世を望まない理由として最も多かったのは、「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」(35.3%)。次いで「新しい責任を負うことに不安を感じるから」(35.2%)、「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」(34.2%)が続いています。

出世したくない理由

年代別に見ると、20代は「上司としての責任を負いたくないから」(42.9%)、30代は「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」(38.4%)、40代は「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」(36.3%)、50代は「上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから」(32.9%)となり、若年層ほど重責への拒否感が強く、中堅以上になるにつれてストレスへの懸念や、管理職そのものの魅力不足を感じているようです。

出世したくない理由(年代別、複数回答)

出世しない場合の不安は「収入面」

出世しない道を選んだ際、心配事として最も多かったのは「収入面の待遇向上が見込めない」(37.8%)ことでした。近年、企業側もこうした変化に対応し、役職に就かずに専門性を磨き、専門職(スペシャリスト)としてはたらく制度や柔軟なキャリアパスを選べる仕組みの導入を進めるケースも少なくありません。

doda編集量の桜井 貴史氏は、「近年では多様な選択肢が存在しており、自分の価値観やライフスタイルを重視して主体的にキャリアを選択する『キャリアオーナーシップ』の広がりを示していると考えられる」と解説しています。

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