はたらく人は何を求めている?人材市場の最新動向がわかる調査4選|パーソルグループHRニュースまとめ【2026年8月号】

doda人事ジャーナル編集部
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「天職に出会ったことがある」と感じている人は約4割。「天職」の定義は人によって異なり、好き・得意だけでなく収入や人間関係も重要に(「『天職』に関する調査」より)
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転職人気企業TOP3にトヨタ自動車、グーグル、ソニーが7年連続ランクイン。給与・待遇や安定性を重視し、“長くはたらき続けられる企業”への支持が高まる(「転職人気企業ランキング2026」より)
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働き方改革で残業時間やバーンアウトが改善。一方で、職場の活力低下や育成面の課題など副作用も浮き彫りに(「働き方改革による就業と意識の変化に関する定量調査」より)
本記事では、「『天職』に関する調査」「転職人気企業ランキング2026」「働き方改革による就業と意識の変化に関する定量調査」「従業員サーベイに関する定量調査」の4つをご紹介。はたらく人の「天職」観や転職先に求める条件、働き方改革がもたらした職場への影響、従業員サーベイの実情など、2026年上半期の人材動向をつかみ、今後の採用活動にぜひご活用ください。
「天職」に関する調査/「天職」のとらえ方は、やりがいや自分らしさなど解釈に幅が出る結果に
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2026年2月に、22歳~59歳の社会人約5,000人に対して、「天職」に関するアンケート調査を実施しました。
本調査で、「天職に出会ったことがある」と感じている人は約4割という結果になりました。天職と言える仕事の条件 TOP5は「好き・興味がある」、「得意・強みを活かせる」、「ストレスが少ない」、「収入が納得できる」、「人間関係が良い」という項目が並び、本人の価値観や能力に加え、職場環境や待遇面も重要であることがうかがえます。天職は「好き」「得意」といった個人要素だけで決まらず、はたらく環境や条件との組み合わせによって感じられやすいものだと言えるでしょう。
・「天職に出会ったことがある」と感じている人は約4割
・天職のとらえ方は「やりがい(26.9%)」や「自分らしさ(21.1%)」などに分かれ、解釈の仕方には幅がある。職種別にみると、クリエイティブ系では「好き」や「得意」を天職ととらえる人が多い
・天職と言える仕事の条件 TOP5は「好き・興味がある」、「得意・強みを活かせる」、「ストレスが少ない」、「収入が納得できる」、「人間関係が良い」。職種別にみると、多くの職種で「好き・興味がある」が1位となる一方、技術系(IT・通信)や金融系専門職では「得意・強みを活かせる」がトップに
出典:天職とは?意味・条件・見つけ方を5,000人調査データで解説(2026/6/8)
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https://doda.jp/guide/careerlibrary/011.html
転職人気企業ランキング2026/“長くはたらき続けられる企業”が支持を集める傾向
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、22~59歳のビジネスパーソン5,154人を対象に「転職したい会社」を調査し、「doda転職人気企業ランキング2026」として公開しました。
本調査の結果、TOP3にトヨタ自動車、グーグル、ソニーが7年連続ランクインし、選ばれた理由では「給与・待遇が良さそう」や「安定して長くはたらけそう」が上位を占めました。「2025年問題」や「物価高」などを背景に、“長くはたらき続けられる企業”が支持を集める傾向にあることがうかがえます。
・TOP3にトヨタ自動車、グーグル、ソニーが7年連続ランクイン。3社の順位は2020年の調査から7年連続で変動がなく、高い人気を保つ
・2025年6月に新機種の「Nintendo Switch 2」を発売した任天堂は、2つ順位を上げて4位にランクイン
・フレキシブルなはたらき方を推進している「味の素」が前回14位から7つ順位を上げて7位にランクイン
・業績好調のサンリオが前回88位→42位と大きく順位を上げる
出典:社会人が選ぶ“働きたい企業”第1位は?転職人気企業ランキング2026<総合>(2026/6/8)
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https://doda.jp/guide/popular/
働き方改革による就業と意識の変化に関する定量調査/残業時間が減少した一方で、「職場の低体温化」などの副作用も
株式会社パーソル総合研究所は、全国20~59歳の正社員(農業・林業・漁業・鉱業は除く)を対象に、働き方改革※による就業と意識の変化に関する定量調査を行いました。企業の残業削減施策に関する成果や副作用を整理しています。
※「働き方改革」について:本調査では主に残業削減に関する取り組みを指す
本調査では、働き方改革によって残業時間が着実に減少し、バーンアウトの改善や睡眠時間の増加、人生満足度の向上といった成果が確認された一方で、職場の「低体温」化や、上司と部下の間に生じる「育成・成長のねじれ」といった構造的な副作用が表面化していることがわかりました。労働力不足が深刻化するなか、「労働時間の削減」が「職場の活力低下」につながる構造をどう解消するかが、働き方改革の次の段階として問われています。
・2026年の直近1カ月の残業時間は、メンバー層・上司層ともに2018年よりも減少。メンバー層は6.7時間、上司層は9.0時間減少しており、上司層の減少幅のほうが大きい
・メンバー層を性別・年代別に見ると、男性20代(-10.4時間)や男性30代(-9.3時間)の減少が顕著で、最も減少幅が小さいのは男性50代(-3.4時間)
・残業が減った理由として最も多いのは、メンバー・上司層ともに「労働時間の管理が厳格になった」
・成果として、メンバー・上司層ともにバーンアウト(燃え尽き症候群)が2018年より減少傾向
・平日の睡眠時間も増加し、1カ月換算でメンバー層は5.3時間、上司層は4.3時間増加。人生満足度も両層で上昇傾向
・効果が見られた一方で、「職場の低体温化(社員が仕事へ没入・挑戦する機会の低下など)」「部下の成長錯覚化(部下が感じる成長と、上司が求める成長の乖離(かいり))」など副作用も起こっている
出典:働き方改革による就業と意識の変化に関する定量調査(2026/6/9)
従業員サーベイに関する定量調査/サーベイは普及するも「機能不全期」に
株式会社パーソル総合研究所は、全国20~64歳で300人規模以上の企業に勤める従業員および人事担当者を対象に、従業員サーベイ※に関する定量調査を行いました。
※「従業員サーベイ」について:本調査では一般的な従業員に向けて実施する会社の調査・アンケート・サーベイを指す。また、ストレスチェックは除外している。
本調査では、従業員サーベイが企業規模を問わず広く普及した一方で、多くの企業で「機能不全期」に入っていることが明らかになりました。実施の是非自体が戦略的に検討されず、形骸化したサーベイが従業員の不信感を生む構造が確認されています。「測ること」そのものが目的化したサーベイをどう乗り越え、より良い就業環境づくりにつなげるかが問われています。
・従業員サーベイの実施率は76.7%。企業規模が大きいほど高いが、300~500人未満でも7割程度が実施しており、広く浸透している
・実施頻度は「年1回」が50.6%で最多、「年2回(半年に1回)」が27.4%と、年1~2回が一般的
・実施主体は「人事部・総務部」が79.2%と圧倒的に多く、人事主導の運用が中心。「現場主導」は限定的
・測定項目は「会社満足度(56.0%)」「上司との関係(54.4%)」「エンゲージメント(53.6%)」が上位で、重視される項目は「エンゲージメント(36.8%)」が最多
・結果の活用は「経営会議での報告(69.8%)」が最多で、組織変革や職場対話などの実行フェーズは約半数にとどまり、報告・共有に偏る傾向
・人事から見た運用課題は「同じ課題の繰り返し(42.0%)」が最多で、担当者は「人数が足りない(47.0%)」「専門性が無い(45.8%)」など人員・専門性不足に直面
・従業員から見た全体の課題は「回答しても変化を感じない(45.9%)」「形式的な取り組みに感じる(44.5%)」が上位で、形骸化が不信感につながっている
・より良いサーベイには「可視化の質」「対話の質」「実装の質」「関与の質」の4領域からの改善が求められる
出典:従業員サーベイに関する定量調査(2026/6/26)
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企画・編集/海野奈央(doda人事ジャーナル編集部)、文・編集/岩田悠里(プレスラボ)
転職理由の“本音と建前” 退職先&転職先には言えない転職理由とは
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