【マンガから学ぶ】人事部が異世界へ⁉「要員計画」で村を豊かにする設計・計算方法とは[計算FMT付き] -第8話-

第8話 「要員計画」設計・計算方法編

採用や人材配置・異動などの人員関連の計画を「要員計画」と言います。今回は、異世界転生した人事部メンバーたちが、とある村の要員計画をお手伝い。マンガでわかりやすい解説、ぜひご参考にしてください!

う~ん、そろそろ起きて会社行かないと…。ん!?って、ここどこ!?何、この格好!?まだ夢の中にいるの~!?いったい何を焦ってるの?あれ、本田さんと中島さんじゃないですか⁉私です、内野です!わかります?私達、人事部として今日もお仕事あるのにここから会社まで行けますかね?何を言っているの?勇者・ウッチー、こちらの魔法使い・ホンダ―と、戦士である私、ナカジーマを忘れたのかい?寝ぼけてるのかな…。さあ今日は、ふもと村の村長さんから相談を受ける日だよ!我々で解決しようじゃないか!え~、私、人事担当の会社員なのに、ここで勇者としてやっていけるの!?
村をもっと豊かにするために、各仕事を誰にどう割り振ればいいか、悩んでまして…。うちで言うと、各部署へ人材をどう派遣するか、ということですね。それなら「要員計画」を立てることをおすすめします!「要員計画」?うちの村は「人員計画」は立ててますが、それと何が違うんですか?そ、それはですね…、簡単に説明すると要員計画が人材戦略、人員計画が具体的な人材配置です!要員計画は、人員計画のベースとなる計画ですね!これを立てることで、人材の最適配置や無理や無駄のない採用を可能にします。ちなみに要員計画の立て方には「トップダウン方式」と「ボトムアップ方式」の2種類が存在します。それぞれについて、私が詳しく説明します~!
売上高、付加価値、損益分岐点、人件費率、労働分配率。トップダウン方式は「人件費」と「採算」という側面から算定します。「予算的に妥当かどうか」の判断です。ただ予算を気にしすぎると、現場の声を反映しにくくなる可能性もあります。積み上げ方式、実際の業務量、今後、必要非なりそうな人数。ボトムアップ方式は各部署の「業務量」から算定します。「業務遂行に何人必要か」という判断です。ただ、こちらも必要人数の増加から予算オーバーと言った問題が起きる可能性が…。それぞれの良さと課題があるので、両方の方式で算定した方がいいですね!さらに離職率や、採用市場の動向も併せて確認すれば、より現実的な要因計画の策定につながります!現状把握、ニーズ調査、必要人員の算出、ギャップの調整、新卒採用数の割り出し、採用計画立案・適正確認、要員計画決定。このような流れで要員計画を立てましょう!策定時には様々な数値を元に検討していく必要があるので項目の抜け漏れには注意です!
なるほど、要員計画をしっかり取り入れると人員計画も成功、村の更なる成長に繋がりますね!でも数値を元に策定しないとですよね…。細かい計算が苦手だし、ミスをしそうで怖いなあ。要員計画において、採用や人材配置を考える際に簡単に計算できるフォーマットがありますよ!使いやすいですし、これなら安心ですね!これ、我が社でも使っているもの…。この世界でもいけるんですね!?

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企画・編集/海野奈央(d’s JOURNAL編集部)